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XeFM ユーザーガイド

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目次


はじめに

XeFM(Xenolith File Manager)は、ネイティブのデスクトップアプリ(Windows、macOS)としても、ターミナル(Windows、macOS、Linux)でも動作する、強力な 2 画面ファイルマネージャーです。クラウドストレージとの連携、高度な検索機能、豊富なカスタマイズオプションによって、効率的なファイル管理ができます。

XeFM の特長


インストール

デスクトップアプリ(Windows、macOS)。 Windows では Microsoft Store からインストールします。macOS では最新リリースから -macos.dmg をダウンロードするか、brew install --cask crftwr/tap/xefm を実行します。Python は同梱されています。デスクトップで XeFM を使うにはこれがおすすめの方法です。デスクトップモードガイドを参照してください。

ターミナルアプリ(Windows、macOS、Linux)。 PyPI からインストールします。

pipx install xefm     # or:  uv tool install xefm,  or:  pip install xefm
xefm

pipx と uv は、XeFM を専用の環境に入れたうえで xefm コマンドを PATH に置いてくれます。アプリケーションにはこの形が適しています。uvx xefm なら何もインストールせずに一度だけ試せます。必要なのは Python 3.10 以上だけで、プラットフォーム固有のものも含めて、依存関係はすべて一緒にインストールされます。

Homebrew でターミナルアプリ(macOS、Linux)。

brew install crftwr/tap/xefm

config.py で XeFM に同梱されていないライブラリを import している場合や、pillow-heif のような Pillow プラグインを使いたい場合は、~/.xefm/requirements.txt に書いて xefm deps sync(または Tools → Advanced → Sync Python Packages)を実行してください。Homebrew やデスクトップアプリを含むどのインストール方法でも動作し、アップグレード後も残ります。追加の Python ライブラリを参照してください。

2 つのインストールは共存でき、~/.xefm/ を共有します。両方をインストールするのはごく普通の使い方です。ソースのチェックアウトからの使い方は README で説明しています。

アップグレードとアンインストール

インストールしたときと同じツールを使ってください。 最初に使った方法の行を選びます。

インストール方法 アップグレード アンインストール
pipx install xefm pipx upgrade xefm pipx uninstall xefm
uv tool install xefm uv tool upgrade xefm uv tool uninstall xefm
pip install xefm pip install --upgrade xefm pip uninstall xefm
brew install crftwr/tap/xefm brew upgrade xefm brew uninstall xefm
brew install --cask crftwr/tap/xefm brew upgrade --cask xefm brew uninstall --cask xefm

これらは互いに置き換えられません。どのツールも自分でインストールしたものしか知らないからです。pipx や pip でインストールしたコピーに uv tool upgrade xefm を実行すると `xefm` is not installed で失敗します。また、uvx xefm は何もインストールしないので、アップグレードするものはありません。

デスクトップ版のパッケージは、それぞれの経路でアップグレードします。Microsoft Store 版は自動で更新されます。macOS では、新しい DMG を古いアプリの上にインストールします(Homebrew でインストールした場合は brew upgrade --cask xefm を実行します)。すでに アプリケーション にある DMG 版のコピーは、brew install --cask --adopt crftwr/tap/xefm で Homebrew の管理に移せます。

インストールのトラブルシューティング

初回起動時: XeFM が使うキーマッププリセットを尋ねます(キーマッププリセットを参照)。そのあとは矢印キーで移動、Tab でペインの切り替え、F1 でヘルプ、File → Quit で終了です。


デスクトップモード(Windows、macOS)

XeFM は、GPU アクセラレーションを使うネイティブのデスクトップアプリケーションとして動作できます。同じキーボード中心のインターフェースはそのままに、モダンなウィンドウ環境で使えます。

クイックスタート

デスクトップ版のパッケージをインストールし(インストールを参照)、macOS では Launchpad/Spotlight から、Windows ではスタートメニューから XeFM を開きます。

ターミナルから xefm --backend gui を実行しても同じウィンドウが開きますが、これは開発用の方法です。アプリのアイコンが正しく表示されず、macOS ではファイルのアクセス権限が XeFM ではなくターミナルのものとして扱われます。Why not xefm --backend gui? を参照してください。

機能

デスクトップモードには、ターミナルモードに比べていくつかの利点があります。

設定

デスクトップモードのフォントの設定は ~/.xefm/config.py にあります(ターミナルモードでは無視されます)。

# GUI fonts and size — the grid is derived from the monospace face
MONO_FONT_NAME = 'Menlo'   # monospaced face for aligned columns (None = bundled default)
UI_FONT_NAME  = None       # proportional face for names/labels (None = bundled/OS default)
FONT_SIZE     = 12         # point size applied to both faces (8–72)

ウィンドウのサイズと位置は、実行をまたいで自動的に記憶されます(macOS ネイティブのウィンドウ自動保存を使います)。ウィンドウの位置やサイズを指定する設定キーはありません。

使えるフォント

macOS でよく使われる等幅フォントは次のとおりです。

バックエンドの選択

バックエンドは --backend フラグだけで選びます。設定ファイルで指定する項目はありません。既定はターミナルモードです。

Linux にはデスクトップのバックエンドがないので、ターミナルモードを使ってください。

キーボードショートカット

ターミナルモードとデスクトップモードのキーマップは 1 つです。デスクトップのウィンドウでは、2 つのアクション(OS のアプリでファイルを開く操作と、macOS でのテキストのコピー)に、プラットフォーム標準のキーの組み合わせがもう 1 つ割り当てられます。それ以外はすべて共通です。~/.xefm/config.py の “Three cases” を参照してください。

F1 を押せば、いつでも内蔵のヘルプを表示できます。ヘルプは自分の KEY_BINDINGS から作られるので、常にその設定のとおりです。

パフォーマンス

デスクトップモードは非常に良好なパフォーマンスを発揮します。

デスクトップモードのトラブルシューティング

デスクトップモードが起動しない:

ウィンドウが表示されない:

フォントの問題:

パフォーマンスの問題:


基本的な使い方

初回起動

XeFM を初めて起動すると、次のものが表示されます。

基本のキー

最初に F1(help)を押してください。このダイアログは自分の KEY_BINDINGS から作られるので、常にその設定に合ったキーの一覧です。


中核の機能

2 画面のしくみ

詳しいドキュメント:ステータスバー

表示

詳しいドキュメント:


ファイル操作

基本の操作

アクション 動作
toggle_select_down ファイルを選択/解除して 1 つ下に移動
select_range 最も近い選択項目からカーソルまでをすべて選択
copy_files 選択したファイルを反対側のペインにコピー
move_files 選択したファイルを移動
copy_files_to / move_files_to 選択したファイルを、入力したディレクトリにコピー/移動
create_directory ディレクトリを作成(何も選択していないときの同じキー)
delete_files 選択したファイルを削除
rename ファイルの名前を変更(複数なら一括リネーム)
edit_file 選択項目(またはフォーカスのあるファイル)を外部エディターで編集
create_file 新しいファイルを作成

詳しいドキュメント:

複数選択

  1. toggle_select_down でファイルを 1 つずつ選択します
  2. select_range でひと続きの範囲をまとめて選択します。最初のファイルに印を付け、最後のファイルにカーソルを移動すると、その間がすべて選択されます
  3. toggle_select_files ですべてのファイルを選択/解除します
  4. toggle_select_items ですべての項目(ファイルとディレクトリ)を選択/解除します
  5. select_by_pattern / unselect_by_pattern でパターン(*.jpg *.png)にマッチするファイルを選択/解除し、select_same_extension でカーソル位置のファイルと同じ拡張子のファイルをすべて選択します。パターンで選択を参照してください
  6. cursor_next_selected / cursor_prev_selected で選択した項目の間を移動します
  7. 選択項目に対して操作を実行します

select_range は、カーソルより上にある最も近い選択項目を起点にします。上に選択項目がなければ、下にある最も近いものを使います。そのため、印を付けたファイルから下に移動しても上に移動しても同じように動作します。この操作は選択を追加するだけです。範囲外の項目の状態は変わらないので、複数の範囲を積み重ねられます。

範囲の反対の端までカーソルを移動するには、矢印キーだけでなく検索も使えます。isearch を実行して名前を必要なだけ入力し、isearch.accept(Enter)を押すと、見つかったファイルにカーソルを置いたまま検索を終了します。そこで select_range を実行すれば範囲が選択されます。検索バーには意図的に範囲選択のキーがありません。検索バーのカーソルはマッチした項目にありますが、先に印を付けた項目はマッチしていないので、そこで範囲を選択すると、パターンにマッチしなかったファイルまで含まれてしまうからです。先に検索を終了すれば、キーは文字どおりの意味で動作します。

既定のキーは Shift-Space ですが、ターミナルはこのキーを伝えられません。印字可能なキーには修飾キーを載せる余地がないので、POSIX のターミナルは単なるスペースとして伝え、1 つの項目の選択を切り替えてしまいます。Terminal.app、iTerm2、Linux のターミナルでは、ターミナルが伝えられるキーの組み合わせに割り当てるか、Select → Select to Cursor を使ってください。

KEY_BINDINGS = {
    'select_range': ['Ctrl-LEFT'],   # or 'F6', 'Ctrl-Y' …
}

詳しいドキュメント:キーバインド

高度な操作

詳しいドキュメント:一括リネーム

安全のための機能

詳しいドキュメント:ファイル操作


移動

ディレクトリの移動

矢印キーでカーソルを動かし、nav_left / nav_right でペインの間を移動したり、ディレクトリに出入りしたりします。open_item はディレクトリに入るかファイルを表示し、go_parent は上の階層に移動し、go_root は現在のドライブや場所のルートに移動し、cursor_top / cursor_bottom は最初/最後の項目に移動します。

すばやい移動

アクション 開くもの
favorites お気に入りのディレクトリとファイル
jump_to_path パスへ移動(ファイルのパスならそのファイルにカーソルを置く)
history このペインで訪れたディレクトリ
sync_current_to_other 反対側のペインをこのペインのディレクトリにする
sync_other_to_current このペインを反対側のペインのディレクトリにする

詳しいドキュメント:


検索と絞り込み

検索の方法

アクション 動作
isearch インクリメンタルサーチ(入力しながらマッチ)
find_files 別スレッドで動くファイル名検索のダイアログ
find_in_files 内容検索(grep)のダイアログ
filter ペインを絞り込む(パターン、または設定で定義したフィルター)
clear_filter 現在のフィルターを解除

ソート

sort でソートのダイアログ(キーと順序)を開きます。quick_sort_name、quick_sort_ext、quick_sort_size、quick_sort_date は、それぞれ 1 回押すだけでソートします。

ダイアログの操作方法(キーは頭文字で選び、Left/Right で昇順/降順を選ぶ)はソートダイアログを参照してください。

インクリメンタルサーチのキー

isearch を実行してから入力します。検索バーが開いている間は、次のアクションが使えます。

アクション 動作
isearch.prev_match / isearch.next_match 前/次のマッチ
isearch.toggle_select_down ファイルを選択して、次のマッチに移動
isearch.select_matches すべてのマッチを一度に選択。もう一度で解除
isearch.accept 現在のマッチで止まる
isearch.cancel キャンセルして、カーソルを元の位置に戻す

検索はマッチがあるところで止まります。入力するとマッチがなくなってしまう文字は受け付けられないので、パターンは空のリストに進むことなく、最後に見つかったファイルにとどまります。Backspace を押せばいつでも戻れます。(ローマ字で日本語を入力するときは数文字の余裕があります。ni は nih になって初めて日本語にマッチするからです。Migemo 検索を参照してください。)

Space はスペースを入力します。スペースはパターンの単語を区切ります(re 24 で report_2024.txt が見つかります)。そのため、ここでファイルに印を付けるキーは、多くのプリセットでファイルリストの印付けに使う Space だけではなく Ctrl-Space です。ここでは Space は文字を入力するので、Ctrl を付けることで、普通なら文字を入力するキーがコマンドになります。逆方向に印を付けるキーは、どちらにも既定では割り当てられていません。使いたい場合は isearch.toggle_select_up を割り当ててください。 isearch.select_matches は、右側のカウンターが示しているマッチ全体に印を付けます。.log と入力してこれを実行すれば、すべてのログファイルが選択されます。検索の外で選択したファイルはそのままなので、2 回目の検索の結果はそれに追加されます。これらのキーはすべて割り当て直せます。カスタマイズを参照してください。

検索のヒント

詳しいドキュメント:検索アニメーション


テキストの表示と編集

内蔵のテキストビューアー

view_file は、フォーカスのあるファイルを内蔵のビューアーで開きます。独自の enter ルールがないファイルなら、open_item でも開きます。

テキストビューアーの操作

矢印キー、ページ送り、Home/End でスクロールします。toggle_wrap は行の折り返しのオン/オフを切り替え、toggle_view_mode は Markdown などのリッチなファイルの整形表示と生テキストの表示を切り替え、change_encoding はテキストのエンコーディングを選び、isearch はファイルの中を検索し、edit_file はファイルをエディターに渡します。quit(または Esc)でビューアーを閉じます。ビューアーは下部に自分のキーを表示し、ビューアーの中で F1 を押すとすべてのキーが一覧されます。テキストビューアーを参照してください。

外部エディター

edit_file は選択項目(またはフォーカスのあるファイル)を編集し、create_file は新しいファイルを作ります。

複数のファイルを選択していると、edit_file はそれらをすべて開きます。同じエディターで開くファイルは、1 回の起動でまとめて渡されます(vim a.txt b.txt)。

使いたいエディターは ~/.xefm/config.py で設定します。

TEXT_EDITOR = 'vim'  # or 'nano', 'code', etc.

詳しいドキュメント:テキストエディター

サブシェル

subshell は、カレントディレクトリでシェルを開きます。

ターミナルモードでは、シェルを終了すると XeFM に戻ります。デスクトップアプリには引き渡せる自前のターミナルがないので、代わりにターミナルのウィンドウでシェルを開きます。外部ターミナルを参照してください。シェルからは XEFM_* 環境変数(ペインのディレクトリと選択項目)が見え、プロンプトの先頭に [XeFM] が付きます。

この先頭の文字列は PS1/PROMPT 環境変数で渡されるので、起動ファイルで独自のプロンプトを設定するシェルでは上書きされます。zsh は必ずそうなります。macOS では、~/.zshrc がなくても、/etc/zshrc が対話シェルのたびにプロンプトをリセットするからです。その場合は、代わりに ~/.zshrc の最後で XEFM_ACTIVE を見て設定してください。

if [[ -n $XEFM_ACTIVE ]]; then
  PROMPT="[XeFM] $PROMPT"
fi

コマンドを実行するたびにプロンプトを作り直すフレームワーク(powerlevel10k、starship)では、これでも上書きされます。その場合は、フレームワーク自身の設定に目印を入れてください。たとえば starship の env_var モジュールや、powerlevel10k の独自のセグメントです。

どの変数で先頭の文字列を渡すかは、起動するシェルによって決まります。cmd.exe は PROMPT を独自の $ コードの構文で読むので、[XeFM] $P$G(または既存の PROMPT の先頭に付けたもの)が渡されます。PowerShell は prompt 関数でプロンプトを作り、環境変数ではそれに手が届かないので、先頭の文字列は付きません。プロファイルで XEFM_ACTIVE を見て関数を定義してください。

if ($env:XEFM_ACTIVE) {
  function prompt { "[XeFM] $($executionContext.SessionState.Path.CurrentLocation)$('>' * ($nestedPromptLevel + 1)) " }
}

XeFM は既定で $SHELL を起動し、それがなければプラットフォームの既定(Windows では cmd.exe、それ以外では /bin/sh)を使います。~/.xefm/config.py で変更できます。

SUBSHELL = 'zsh'                     # a single command...
SUBSHELL = ['powershell', '-NoLogo'] # ...or a command with arguments

AWS S3 との連携

XeFM は AWS S3 にネイティブに対応していて、クラウドストレージをシームレスに管理できます。セットアップ、使い方、トラブルシューティング、高度な機能を含む S3 の詳しい説明は、AWS S3 対応の機能ガイド を参照してください。

クイックスタート

  1. AWS の認証情報を設定します。aws configure、AWS_ACCESS_KEY_ID / AWS_SECRET_ACCESS_KEY / AWS_DEFAULT_REGION 環境変数、または IAM ロール(EC2 では設定不要)を使います
  2. s3:// の URI で S3 バケットに移動します

S3 での移動

# Navigate to S3 bucket
s3://my-bucket/

# Navigate to specific path
s3://my-bucket/path/to/files/

S3 での操作

S3 の例

# Copy local files to S3
# 1. Select files in left pane (local directory)
# 2. Navigate right pane to s3://bucket/path
# 3. Run copy_files (File → Copy to Other Pane)

# View S3 text file
# 1. Navigate to s3://bucket/file.txt
# 2. Run view_file (File → View File); editing needs a local copy

高度な機能

サブシェルモード

subshell でサブシェルモードに入ります(デスクトップアプリではターミナルのウィンドウで開きます。外部ターミナルを参照してください)。次の環境変数が設定されます。

外部プログラム

programs で外部プログラムのメニューを表示します。プログラムからは XeFM の環境変数を使えます。

詳しいドキュメント:外部プログラム

ペインのレイアウト

adjust_pane_left / adjust_pane_right でペインの境界を動かし、reset_pane_boundary で 50/50 に戻します。adjust_log_up / adjust_log_down でログペインの高さを変え、reset_log_height で元に戻します。

ファイルの比較

diff_files は選択した 2 つのテキストファイルの差分を表示し、diff_directories は 2 つのペインのカレントディレクトリを再帰的に比較し、compare_selection はファイルとディレクトリの比較オプションを開きます。

詳しいドキュメント:差分ビューアー(ファイルとディレクトリの差分)

表示のオプション

toggle_hidden で隠しファイルの表示/非表示を切り替えます。

そのほかの表示の設定(ソート、隠しファイル、テーマ)も、メニューバーの View にあります。

配色のテーマはメニューバー(View → Theme)で切り替えます。キーボードで順に切り替えたい場合は、~/.xefm/config.py で toggle_color_scheme にキーを割り当ててください。

進捗のアニメーション

ファイルの検索のような時間のかかる操作の間、XeFM は進捗をアニメーションで表示します。

詳しいドキュメント:検索アニメーション


カスタマイズ

設定ファイル

XeFM は初回起動時に ~/.xefm/config.py を作成します。次の方法で開けます。

設定の詳しいドキュメントは、使えるすべてのオプション、例、おすすめの使い方を網羅した 設定機能ガイド を参照してください。

キーバインド

XeFM のキーバインドは、修飾キーや、1 つのアクションへの複数のキーの割り当てを含めて、柔軟にカスタマイズできます。

KEY_BINDINGS = {
    # An action can have several keys — add your own alongside the defaults
    'quit': ['Q'],
    'help': ['F1'],

    # e.g. add vim-style movement next to the arrow keys
    'cursor_up': ['UP', 'k'],
    'cursor_down': ['DOWN', 'j'],

    # Modifier key combinations
    'page_up': ['PAGE_UP', 'Shift-UP'],
    'page_down': ['PAGE_DOWN', 'Shift-DOWN'],

    # Extended form with a selection requirement
    'delete_files': {
        'keys': ['K', 'DELETE'],
        'selection': 'required'  # only when files are selected
    },
    'create_directory': {
        'keys': ['M'],
        'selection': 'none'      # only when nothing is selected
    },
}

主な特長:

詳しいドキュメント:キーバインド

テーマ

XeFM には複数の内蔵テーマ(Dark+、Light+、Monokai、Dracula、Nord、Solarized、Gruvbox Dark、Solarized Light)が付属していて、最後に使ったテーマを覚えています。実行中は View → Next Theme で順に切り替えるか、View → Theme から選びます。独自のテーマは設定の THEMES 辞書で定義します。

詳しいドキュメント:配色

お気に入り

FAVORITES = [
    {'name': 'Projects', 'path': '~/dev'},
    {'name': 'Documents', 'path': '~/Documents'},
    {'name': 'S3 Bucket', 'path': 's3://my-bucket/'},
]

詳しいドキュメント:ナビゲーションダイアログ

外部プログラム

PROGRAMS = [
    {'name': 'Git Status', 'command': ['git', 'status']},
    {'name': 'Open in VSCode', 'command': ['code', '.']},
    {'name': 'View with less', 'command': ['less'],
     'options': {'terminal': True}},
]

詳しいドキュメント:外部プログラム


コマンドラインオプション

ここで説明するオプションは、ターミナル版のインストールとソースのチェックアウトで使えます。デスクトップ版のパッケージはコマンドラインの引数を取りません。ランチャーがネイティブのバックエンドを直接起動します。

基本的な使い方

python3 -m xefm                    # Terminal mode — the default
python3 -m xefm --left ~/projects  # Set the left pane's startup directory
python3 -m xefm --right ~/docs     # Set the right pane's startup directory

バックエンドの選択

--backend で描画のバックエンドを選びます。

python3 -m xefm --backend tui      # Terminal — default (--backend curses: classic curses fallback)
python3 -m xefm --backend gui      # Native window (aliases: --backend macos / windows)

--backend gui はデスクトップモードの開発用の方法です。普段使いには、代わりにデスクトップ版のパッケージをインストールしてください(理由)。

すべてのオプション

--backend {tui,curses,gui,macos,windows}  # Rendering backend (default: tui)
--left DIR                        # Left pane startup directory
--right DIR                       # Right pane startup directory
--version                         # Show version and exit
--help                            # Show help and exit

オプションの組み合わせ

# Desktop window with custom startup directories (from a checkout)
python3 -m xefm --backend gui --left ~/projects --right ~/docs

--left/--right で指定した起動時のディレクトリは、そのセッションでは保存されたペインの履歴より優先されます。無効なパスを指定した場合は、保存されたディレクトリ(またはホームディレクトリ)が使われます。


トラブルシューティング

よくある問題

デスクトップモードが起動しない(Windows/macOS)

macOS 以外でのデスクトップモード

デスクトップモードは macOS でのみ動作します。ほかのプラットフォームでは、XeFM は自動的にターミナルモードで起動します。

色が正しく表示されない

ターミナルの色の対応状況と TERM 環境変数を確認してください

全角文字が正しく表示されない

ターミナルの Unicode 対応とロケールの設定を確認してください

詳しいドキュメント:全角文字への対応

キーが反応しない

ターミナルのキーの対応付けと ESCDELAY の設定を確認してください

S3 へのアクセスが拒否される

AWS の認証情報とバケットの権限を確認してください

ファイル操作が失敗する

ファイルの権限とディスクの空き容量を確認してください

パフォーマンスの問題

ヘルプ

詳しいドキュメント:ヘルプダイアログ


機能ドキュメント

個々の機能の詳しい情報は、次の専用のガイドを参照してください。

ファイル操作

リモートとクラウドのストレージ

移動と検索

ビューアー

インターフェースと表示

設定とカスタマイズ

連携と拡張機能


キーボードショートカットのリファレンス

リファレンスは XeFM の中にあります。 F1 を押すとヘルプダイアログが開きます。ヘルプは設定から実際に作られたキーマップからアクションごとに生成されるので、キーの実際の動作とずれることはありません。メニューバーにも、各項目の横に同じキーが表示されます。

そのため、このガイドではキーではなくアクションの名前(copy_files、find_files、jump_to_path)で説明しています。キーは選んだキーマッププリセットによって変わるからです。すべてのプリセットのすべてのキーは、キーマッププリセットに並べて載せています。キーを変えるには、~/.xefm/config.py の KEY_BINDINGS にアクションを追加します。

キーバインドのカスタマイズ

すべてのキーバインドは設定ファイル(~/.xefm/config.py)でカスタマイズできます。拡張されたキーバインドのしくみは、次のものに対応しています。

例:

KEY_BINDINGS = {
    'page_up': ['PAGE_UP', 'Shift-UP'],  # Two ways to page up
    'cursor_up': ['UP', 'k'],            # add a vim-style alternative
    'delete_files': {
        'keys': ['K', 'DELETE'],
        'selection': 'required'          # Only when files selected
    },
}

詳しくは設定のセクションとキーバインドを参照してください。


ヒントとコツ

効率よく使うためのヒント

  1. Tab をよく使う:ペインのすばやい切り替えが効率の鍵です
  2. 複数選択を覚える:toggle_select_down で複数のファイルを選択してから操作します
  3. インクリメンタルサーチを使う:isearch(View → Find…)を実行して入力を始めると、ファイルが絞り込まれます
  4. キーバインドをカスタマイズする:XeFM を自分の作業の流れに合わせます
  5. お気に入りを使う:よく開くディレクトリをブックマークしておきます

作業の例

ファイルの整理

  1. 左ペインで移動元のディレクトリに移動します
  2. 右ペインで移動先に移動します
  3. toggle_select_down でファイルを選択します
  4. File → Copy to Other Pane でコピー、File → Move to Other Pane で移動します

開発の作業

  1. プロジェクトのディレクトリをお気に入りに登録します
  2. git の操作には外部プログラムを使います
  3. edit_file(File → Edit File)でファイルを編集します
  4. 内容検索でコードを探します

S3 のデータ管理

  1. 左ペインでローカルのディレクトリに移動します
  2. 右ペインで s3://bucket/path に移動します
  3. ローカルとクラウドのストレージの間でファイルをコピーします
  4. S3 上の設定ファイルを直接編集します

このユーザーガイドでは、XeFM を効果的に使うためのあらゆる側面を網羅しています。技術的な実装の詳細は、doc/dev/ ディレクトリの開発者向けドキュメントを参照してください。